6月の終わり頃のこと。 放課後、友だちとお喋りしながら 校門を出て、しばらく 学校のフェンス沿いを 歩いていました。 私は、歩きながら 古川先生の可愛さについて 熱弁していたのです。 その時、フェンスの内側から 「さようならー。」 という声がしたのです。 なんと、それは古川先生でした。