それから、しばらく経ったある日。 朝から体調が悪かった私は 昼休み、保健室に行きました。 中に入ると、誰もいなかったため 勝手に体温計を借りて 熱を測っていました。 ガラガラとドアを開ける音がしたので 振り向いてみると、そこに 古川先生がいました。 なんで保健室に?と思っていると 古川先生は私の心を見透かしたように 「城戸先生は午後から出張なので 僕が代わりなんです。」 と、言いました。