凛side






過去を打ち明けた私




仁は私がー焰ーの総長だったことを知ってるから話しやすかった



「でも俺はお前を幸せにしてやりたい」




仁からそんな言葉が出て来るなんて想像もしていなかった




心?







いいよね?




仁なら








貴方はきっと仁のこと、気に入りそうだし



仲良くだってきっとなれるよ









だからね…









「私はずっと拒んでた。
私が好きになった人はまた、私の目の前からいなくなっちゃうんじゃないかって。

でも…




私は仁のことが好き!」




俯きながら言った



仁の顔を見て、言える自信がなかったから





「ありがと、凛


俺もお前のこと、好きだわ」






えっ…!?








「初めて倉庫でお前を見たとき、あれは多分俺の一目惚れだ


最初は瞳の奥に闇を持っていて、ただ面白そうなやつだと思ったんだ。
でもそれは俺なりの一目惚れだったんだ






いつの間にか自分の気持ちに気づいて、


だから今、凛の気持ちが聞けて、すっげー嬉しい」





ギュッ



とさっきよりも強い力で抱きしめられる