凛「これは皆に見せないと」




そう言って私は昴の腕を掴んで、皆のとこに連れて行こうとしたけど




昴「いーやーだ!

絶対に行きたくない!!

何でもとは言ったけど、こんなんはご免だよ!」



と言って、一歩も歩かない





総長といっても女に変わりない私

女装しているとはいっても男の昴



男の力に勝てるはずがない






心「おい、さっきからうっせーぞ」





ガチャ





凛・昴「あっ…」


















少しの沈黙のあと












昴「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ…」






昴の叫び声が響いた





心「ちょっ…うっせーな…」





凛「ゴメンゴメン。でも見てよ!」






半泣きになっている昴を心の前に無理やり突き出してやった




心「誰だ?こいつ?」





やっぱり分かんないもんなんだ




昴「僕だよ、心!」