教室を出て、進路相談室に入って行く先生を追った。
……って、ちょっと待って。
なんで進路相談室なの!?
あたし、まだ高校2年生ですよ!?
「桐谷ー、早くしろ」
「は、はい!」
少し焦りながらも、進路相談室に入る。
「……桐谷」
「な、なんでしょうか?」
「俺は1年のときからお前の担任だ」
そう。
今目の前にいる人、石原先生はあたしの1年の頃からの担任。
「だがな、今日のテストの点を見て、ダメだと思った。」
「もー、先生大袈裟だよ」
「じゃあ聞くが……」
ジロッとあたしを見て、先生が一言。
「お前、赤点何回目だ!?」
そんなの……数えてる訳ないでしょー!
ふつーに忘れたわよ!
だって、嫌な記憶ってすぐ忘れたいじゃん!!

