心の中で抗議しながら、先生の話をぼんやり聞く。
「じゃ、今日は終わり!また明日なー」
軽い調子で言う先生。
それを合図に、みんなが席を立つ。
「梨緒、途中まで一緒に帰ろー」
「うん!」
鞄を掴んで立ち上がったとき。
「桐谷、ちょっと来い」
まさかの先生から呼び出し……
なんでー!?
「……香奈ごめん。先帰ってていいよ」
「うん、わかったー。またあとでLINEでも送って!」
「りょーかい!」
そこで香奈とはお別れ。
少し憂鬱になりながらも、先生の所へ行く。
てか、なぜあたし呼ばれたの?
あたし、何かしたかな……
考えるけど、全く身に覚えがない。

