「って、梨緒次じゃない?」
「え?あ、本当だ」
あたしの前の名簿番号の人がテストを返されていた。
「桐谷ー」
「は、はい!」
慌てて取りにいく。
テストを裏返しで返され、席に戻る。
う……
見るの緊張するー!
でも、今回は……行ける!
ばっとテストを捲ると……
“23”
「………」
目をパチパチさせ、もう一度テストを見るけど……
テストの点に変わりはなかった。
「な、んで?」
そう呟くのが精一杯だった。
「梨緒ー!どうだった?」
あたし63ーってニコニコで後ろを振り返ってきた香奈。
ろ、63……?
なにその点数……
「梨緒?どうだったのー?」
「どうしよう……23だった……」
「………は?」
は?って何!?
は?って言いたいのあたしなんですけど!

