山崎君、あなたって言う人は、なんて意地悪なのでしょうか……
ってゆーか、赤点を盾にするなんて卑怯だ!
「じゃ、桐谷さん明日から勉強教えるから、今日は帰っていいよ?」
「え?あ、うん」
あたしの前でニッコリ笑う山崎君。
……不覚にもその笑顔にキュンとしたことは、黙っておこう…
「あ、その前に携帯貸して」
「う、うん…」
携帯を出すと、何やら操作をしだす山崎君。
一体何を?
数分で山崎君は携帯を返してくれた。
「ありがと?でも何したの?」
受け取りながらそう聞くと。
「連絡先の交換だけど?」
あっさり答えた山崎君。
……って連絡先!?
急いで携帯を確認すると、確かに山崎翔という名前が登録されていた。

