山崎君、絶対に意地悪だ……
「ご、ごめん…。ちゃんとするから勉強教えて?」
こうなったら、あたしが折れるってわかってて言ってるんでしょ?
「んー、じゃぁ何してもらおうかな?」
そう言いながら口角を上げる山崎君。
……誰だ、山崎君をクールとか言ったのは……
こんなに喋る人がクールなんて……
ありえないでしょ。
うん、山崎君は俺様な王子だね。
クール王子じゃなくて。
「じゃ、桐谷さん、今日から俺の犬ね」
「…………はい?」
い、犬って……
意味わかんないっ!
「赤点取りたくなかったら、できるよな?」
こ、これはもう……
「は、はい……」
頷くしかないのでは……?

