「うわぁー、すごぉい!」
すっごくいい眺めなんですけど!
「山崎君は、なんで屋上が開いてること知ってたの!?」
「……そんなことより、勉強教える」
あ、あれ?
なんか、流さた……?
「……こっち来て」
「う、うん……」
そしてフェンスにもたれかかって座る山崎君の前に座った。
「……どこわかんないの?」
どこ……?
あたし、基本全部わかんないんだけど……
黙ってるあたしに、山崎君が口を開く。
「まさか、どこがわかんないのかわからない。なんて言わないよね?」
「え、と……」
「全部わかんない、なんて言わないよね?」
う、図星……
でも、思ってたより口調優しいよね…
山崎君って。
ちょっと失礼だけど、クールだから怖い人かと思ってた。
でも全然優しそう。
感情表現が苦手とか……?

