待ち合わせをした近所のファミレスは、連休ということもあってか、15時を回っていたのに意外と混んでいた。
奏ちゃんはもう来ていて、窓際の席に座っていた。私を見つけ、手をあげてこっちだよと呼んでくれる。
その様子を周りの女性達がチラチラと見ていた。きっとみんな見とれてるんだろうな……いい加減見慣れてもいいはずなのに、私だってかっこいいと思っちゃったもん。
「悪かったな。わざわざ出てきてもらって。」
「ううん。奏ちゃんこそ、お店のほうは大丈夫なの?」
連休はどこの飲食店だって賑わうはず。「Milky Way」だって忙しいと思う。
「少し抜けるくらいなら大丈夫だよ。」
「奏ちゃんがいなかったら、常連さんの女の子たちががっかりしそうだけどね。」
「何言ってんの。俺なんて、誰も見てないって。」
…それは奏ちゃんが志帆さん一筋だってみんな分かってるから諦めちゃっただけだと思うよ。
