キミがこの手を取ってくれるなら


「あの半年で奈子が変わったんだとしたら…俺、後悔してもしきれないよ。」

「じゅんた…」

じゅんたが私のことを想ってくれているのは分かってたけど、ここまで考えてくれてるとは思わなかった。今まで自分で考えることを避けてきた問題は、この前倒れるくらいまで悩んだことではっきりと姿を現した。


正体が分かったものは解決しなければいけない。それができてないから、いつまでたっても不安に飲み込まれてしまうんだ。


じゅんたなら。打ち明けても受け入れてもらえるかもしれない。

…受け入れて欲しい。


「ねぇ、私の話聞いてくれる?」
じゅんたがうなずく。
私は重い重い口を開いた。


「はじめて『Milky Way』に行った日のこと覚えてる?あの日ね、私最悪な気分だったの。」

「夏休みの間だけ付き合ってた同じクラスの彼氏と別れたら、私が彼をズタズタに傷つけて振ったって噂になって…私クラスのみんなから無視されて、一人も友達がいなくなっちゃった…」

「彼のことを好きだった子からね、奏ちゃんに『相手にされてない』から彼と付き合って傷つけたって思われて、思わず言い返しちゃったんだけど、奏ちゃんのこと好きだったのに他の人と付き合ったことは事実だったから、言い返したことを後悔したの。」