「…あのね、私…怖いのかもしれない。」
「何が?」
「男のひとが…」
「何でそう思ったんだ?」
「わ、私…今日…沖田くんに抱きしめられちゃって…で、それが凄く怖かったの。怖いと思ったの。」
「は?!抱きしめられた?仕事してただけで何でそんなんされるんだよ。」
ホテル行って妙な気持ちになったんじゃないだろうな?!とか、あいつ、今度会ったら絶対殴ってやる!なんて物騒なことを言い出したので、慌てて言葉を止めた。
「ち、違うの!あたしが傷つけたから、びっくりしちゃっただけだと思うの。」
「どういうことだよ?」
「沖田くんが…あんまりじゅんたと私のこと聞こうとするから、イライラしてついきつく当たっちゃったの。」
「で、どんな関係って答えたんだよ?」
「…秘密。」
「はぁ?!」
「だから、秘密ですって言ったの!」
詮索してほしく無いからそう言ったこと、怒りの気持ちのまま冷たく突き放してしまったことなども話をした。
