結局、じゅんたには会わずに家に帰った。
帰宅した私を母が心配そうに見つめていた。帰りが早かったから、何かがあったことには気づいているのだろう。
何も説明できず、一人部屋に閉じこもった私は泣き出しそうな複雑な気持ちで過ごしていた。
放課後になる時間を待って、私はじゅんたに電話をかけた。
「19時までには終われるから、どっかで待ち合わせるか?」
突然の電話にも驚かずに、じゅんたはすぐに会う約束をしてくれた。
外だとちょっと話しにくいかも…と思った。
「じゅんたの…家に行ってもいいかな?」と聞いてみる。
じゅんたはちょっと黙ってから「…いいよ」と言った。
