皆で遊んだ公園を横切り、川近くの通学路を小学校に向かって歩く。
昔、何度も3人で歩いた道だ。
奏ちゃんと手を繋いで、一緒に歌を歌いながら歩いた。
じゅんたとじゃんけんをして、いつも負けてランドセルを持たされ、泣きそうな顔で歩いた。
だんだん大人びていく奏ちゃんに追いつきたくて、いつも一生懸命に追いかけた。
一途だったあの頃に戻りたい。
不安な気持ちなんて何もなく、ただ自分の信じているものだけを大事にしていたあの頃に。
私の物語は、どこに向かっているのかな……
王子様は、もう私の事を迎えに来てくれない。
ハッピーエンドは、迎えられない。
私は、ずいぶん歪んでしまった。
歪んだ私は、いつまでも過去に閉じ込められたままだ。
