嘘つきなポーカー 2



「なぁ笠原、永遠って信じる?」


そう言って真っ直ぐに由佳を見つめる薫の瞳はあまりにも儚げで、由佳は目がそらせなかった。


「運命って、変えられねぇもんなのかな。」

「……。」


由佳は何も答えることができなかった。

薫のその儚げな瞳が、その問いが簡単には答えられないほどに複雑な問題であることを物語っていて、自分が軽々しく答える資格などないように思えたのだ。


その時、2人を呼ぶ声が聞こえた。


「ちょっとー!何見つめ合ってるのそこの2人!」

「ほらほら、もうすぐ日の出だぞ!」

「由佳ちゃん、小野寺くん、早くー!」


和也と奈津子と華代が、海のほうから由佳たちを呼んでいた。


「行くか。」


薫は何事もなかったかのように涼しい顔をして、立ち上がった。


「…うん。」


由佳もそう呟くと、続いて立ち上がった。