「雅人が、キーホルダーを肌身離さず持ってるんだ、いいだろーって変な自慢するからさ、俺はその気になればいつでも会えるんだからって言ってやった」

「なによその、変な意地の張り合い。

ゆり、細谷には気をつけんのよ」

利絵は容赦なく切り捨てた。



みんな、私のこと心配して、集まってくれたんだ。

うれしい。

「ありがとー、じゃ、みんなにおごっちゃう!」

「マジで?」