雅人くん。 私、自分の気持ちに、いま気づいたよ。 もう一度、雅人くんを好きになっても、いい? 「ゆり。 芳樹とちゃんと話し合って。 俺は待ってるから」 「うん」 その日は、雅人くんが家まで送ってくれた。