バイトへ向かう途中にスマホをチェックしたら、雅人くんと芳樹くんからLINEがきてた。


雅人くん:

「芳樹とちゃんと話せた?

芳樹も本気だけど、俺もそれ以上に本気だから。

離れてても、考えたくないけど、もし今回振られても、俺の気持ちは変わらないよ。

じゃあ、明日空港で待ってる。

今日は、レッスンのあと打ち合わせ。」


芳樹くん:

「昨日のケーキ、家族みんなでおいしくいただきました。

ゆりちゃん。

俺なら、ずっとそばにいるよ。

今は、雅人が好きでも構わない。

俺、どうしても諦められないんだ。

祐也にあきれられるくらい、なんにも手につかないよ。

もう一度、考えてくれないかな」