10年後も、キミと。

ああ、だめだ。

私は、雅人くんに「おまえだけ」って言われると、キュンって胸が苦しくなる。

胸が苦しくなるくらい、好きになっちゃったのかな。




「これ以上一緒にいたら、帰したくなくなるから」

雅人くんは、家の前まで送ってくれた。


「じゃあ、水曜に。

いい返事待ってるから」

「今日は楽しかった、ありがとう。

おやすみなさい」

「おやすみ」

「気をつけて帰ってね」

「帰ったら連絡する」


雅人くんの背中は、やっぱりどこかさみしそうだった。