10年後も、キミと。

暑かったし、ビールを飲みたくなって、ふたりで乾杯した。

アルコールの勢いも借りて、ふたりでいっぱい話して笑って、ほんとうに楽しかった。


「もう9時か、そろそろ出ようか」

「そうだね」


夏の夜、たまに吹く風が気持ちいい。

今日で、つなぐのが当たり前になった手。

今までの分を取り戻すように、たくさん話した。


少し時間があったので、途中の公園のベンチに座った。

何か言いたそうな雅人くんが、口を開いた。