「あ、予鈴」 「じゃあ、席戻るねぇ」 「またあとでな」 予鈴が鳴り、それぞれの席に着くと、府と違和感を感じた。 私の隣の席が空いている。 「(初日早々から遅刻かあ)」 呑気なこと考えながら、私は運良くなった窓側の一番後ろに座った。