私たちを心配したのか、市之上くんと絹真くんが来た。



「おはよう…って、辰貴、大丈夫?」

「ん…ちょっと寝不足なだけ」



目を擦りながらエリは言う。

ふと隣にいた絹真くんを見ると、彼も眠そうに目を擦っていた。