補佐の先生はコンクール以来、新任の先生に任せていた。 私はその先生に教わるのが嫌になった。 練習にも行かなくなり、歌うことが楽しくなくなった。 先生に呼び出されてやめるのか続けるのかと説教された。 そのとき、『先生が真面目にやらないから、なんて言ったからやめたいんです』と言えたらよかった。 そう、今は思う。 私は合唱部をやめた。