言葉【短】



練習の声出しのとき、私は高い声が出ないことに気が付いた。


コンクールで全力で声を出したため、影響が出たのだと思う。


それを新任の先生に訴えると、先生は私を外に連れ出し、指導をした。


しかし、いくらやろうがのどがガラガラして、どうしても声が裏返ってしまう。


それを新任の先生はこう言った。


『本気で声をださないからよ』


私は反射的に


『違います!!』


と言い返していた。


先生は目を見開いて驚いていた。