私達は教室についた。

ずば抜けて目立ってる人がいた。

背が高くて、クリっとした目、鼻筋が高く通ってる鼻、クールな雰囲気。




これは間違えなく、琉斗だった。



遥希『琉斗だよな!?俺たちのこと覚えてるよな!?』


琉斗『やっぱお前達だよな!クラス表見た瞬間ほんとびびったわ!』

千夏『びびったわじゃないわよ!いつからこっちいたのよ!連絡くらいくれてもいいんじゃない?』

琉斗『いや、速攻連絡しようと思ったんだけど携帯初期化しちまって‥。つか、結愛だよな?なんで泣いてるんだ?』

結愛『ばかっ‥‥、琉斗のばか…、心配したんだからっ。急に3年後には戻ってくるって言ってロシアなんか行っちゃって‥‥。本当心配したんだからっ。』

琉斗『ごめんな。ほんとお前らには迷惑かけた。』

千夏『ほんとだよー。』

遥希『こっちの身にもなれっつーの。』

ガラガラっ

琉斗『あっ、やべっ。先生来たぞ。』

結愛『ほんとだ。早く席戻らなきゃっ。』



ああ、あれは本当に琉斗だったんだ。
これは現実なんだ。
3年間片思いしてきた。
琉斗がロシアに行ってからもずっと好きだった。
もう、『諦めなきゃ』と思ってた毎日が無くなった。