でも、1つ疑問になった。


「ねぇ、なんで誰もいないの?」



こんなに綺麗な海なのに、当たりを見渡しても人っ子1人いない。

あたし達4人しかいないのだ。


真夏の海っていったら人がうじゃうじゃいる感じじゃないの?



「ここ穴場なんだ。前に海に来たときに見つけてさ。もっと向こうの方に行ったら、人が沢山いるよ」


そう言って、大きい岩を指差した。



「あの岩で、こっち側が見えないんだよ。だからこっちはガラ空きって訳。葵ちゃんなら、こっちの方が良いと思って」


「た…剛しゃぁん…。ありがとー…」


「あははっ!!どういたしまして!」




この海をあたし達だけで遊べるなんて。






最高じゃんっっ!!!!!