昔からよく言ってたんだ。

この馬鹿デカい家の余った部屋をどうにかしたいって。





今時のレンガの可愛らしい家なんかじゃない。


木造の、いかにも田舎の家って感じ。


夏には縁側で麦茶を飲んだり、花火をしたり…。


そんな生活がしたいと思って建てたんだと。




別にあたしはこの家が嫌いじゃない。


けど、二階がないのが嫌だ。


「二階なんかあったら家族が二階に言ってバラバラになるじゃないか」

と言う父の方針から二階はつくらなかったんだって。





…って話しがそれた!


余った部屋を何かに使えないかと考えた父は下宿屋?をしようって考えたんだってさ。



別にいいじゃん…。
物置で…………。