「葵、言ったよな?あたしがひまわりなら、俺は太陽だって」


蓮がこの花言葉を知ってるなんて予想外だよ…。



「今日、近所の花屋のおばちゃんに聞いたんだ。俺、馬鹿だから気付かなくて……」



あたしの心臓はだんだん早くなっていく。

マフラーをギュッと握りしめた。



「…でも、それは違うよ葵。ひまわりだけじゃない。太陽もいつもひまわりを見てたんだ。どれだけひまわりが下を向いても、しおれても、太陽はずっとひまわりを見てたんだ」



どうゆうこと……?



蓮は自分の首もとから何かを引っ張り出した。



それは、太陽をモチーフにしたネックレス。








「葵、俺は葵のことが大好きです。出会った頃からずっと。今も、これからも…」