「…さぁて!!いる?」


「ん?」


「麦茶!!いる?冷たいのあるよ?縁側で飲むと美味しいの!!」



やっぱり下宿は楽しい!
そうやって、もう一度思わしてくれたのは蓮がいたから。


「うん!いる!!」




あたし達は喋った。

こんなにも笑ったのはいつくらいだろうって言うくらい笑った。




麦茶の中で泳ぐ氷がカランと鳴った。






風で揺れる風鈴の音が心地良かった。











こんな気持ちにさせてくれたのは、きっとあなたがいたからだね。