あたしの背丈ほどあるヒマワリ畑の中では、過ぎたはずの夏の風の匂いがした。 「ほら!これなんか葵より高い!!」 「なっ!!うるさいっ!!」 久しぶりに蓮と笑いあってはしゃいだ気がする。 「だって葵見えねーもん!どこ!?」 「目の前に居るでしょ!!バカッ!!」 この時間が、ずっと続いて欲しかったんだ。 何もいらないから… 続いて欲しかった……。 「ここ、夏に見つけたんだ。みんなに見せたくて」 「え……?」 それって…………。