結局よくわからずに電車に乗せられ、何度か乗り継ぎ…。 電車の中では、蓮とはほとんど喋らなかった。 〈次は終点~、琴ヶ浜~…〉 「えっ!?ここって…」 気まずい雰囲気を忘れ、思わず蓮を思いっきり見てしまった。 あたしの反応に、蓮は少し笑って“うん”と頷くだけだった。 目の前には、広い真っ青な海が広がっていた。 リズムよく打つ波も、あの時と変わらない。 この海は、今年の夏に4人で来た海だった。