「葵!一緒に帰ろう!!」 蓮がそう言って来たのは、蓮がお父さん達に“帰ってこいと言われた”と言ってから 4日後の放課後の事だった。 お互いギクシャクしてたから、こうやって近くで話したのは久しぶりだった。 奈美は、あたしがおかしい原因が、蓮と喧嘩でもしたんだろうと思っていたんだろう。 「良かったね」とあたしの耳元で囁いて帰ってしまった。 「帰ろっか」 「うん……」 だけど校門を出た途端、家の方向と反対を歩き出す蓮。