「俺行かないよ。ずっとここに居るよ」 ……え? 蓮の言葉にほっとした。 「ここに居るから」 そう言って、あたしの傍に来た蓮はあたしの頭をポンポンと撫でた。 ふわぁとあったかくなる心。 だけど……… だけどやっぱり…… 「それで良いのか?」 あたし達の話に入ってきたのは、お父さんだった。 「蓮くんは無理してるよな?葵に気を使ってるんじゃないのか?なら、そんな必要は無いよ。自分の気持ちに正直になることが一番だ」 いつになく真面目な顔のお父さんに何も言えない。