夢を見た。

私はお姫様で、白色の髪をした王子様と二人仲良くしている夢。


そこで、白髪の王子様は私に――…





「んっ…」

目を覚ますと視界には薄いピンク色。


(そうか…私、倒れたんだ)

桜は体をゆっくり起き上がらせる。
周りを見渡せばそこにはさっきの白い髪の人。


「あっ…あの………」


何を言えばいいのか分からずに迷って、うまく言葉が出てこない。



すると、白髪の人はいきなりこういった。





「お前の願いを叶えてやろう、神憑り」