_____数日後


その日、掃除当番に当たっていた私は
できるだけはやく掃除を済ませ、
靴を履き替えていた。
すると、こちらへ向かってくる
足音がだんだん近づいたので、
その音の方を見てみた。



「わかなー!!、」



梨乃がすごい勢いで
私の方へ走ってきている音だった。

「り、梨乃!?」



バンッ!


案の定、私と梨乃はすごい
勢いでぶつかった。


「梨乃!大丈夫??」


「へへへ、大丈夫だよぉ!」


にこっと笑う梨乃。
少しキュンとしてしまった。
可愛すぎる。

「こら!りーの!
はしっちゃだめでしょ?」

真紀奈が保護者のように
梨乃をしかった。


「はーい…ごめんなさい…」

梨乃がそういうと、
真紀奈はふふふっと笑った。


「ねぇ!早く行こうよ!」


今日、私たちは
放課後、最近できた
アイスクリーム屋さん
に行こう、そして、その後
夜ご飯も食べに行こう。
ということになっていた。


「 じゃ、いきますか。」

真紀奈のその言葉と同時に
私たちは学校を出て、
アイスクリーム屋さんに向かった。


「おいし~♪」


梨乃はストロベリーのアイスを、
真紀奈はチョコレートのアイスを
そして私はバニラアイスをたのんだ。

その後、夕飯まで少し
カフェで話すことになった。