部屋のドアが勢いよく開いた。

「ねーちゃん風呂でたー?」

ん?なんか見覚えのある人間だぞ?

「さとし!ちょっといきなり開けないでよ!着替えてんだから!」

人間同士の会話はもちろんわからないが、この子の声はかわいい気がする。
好きだ。

「あ!ねえちゃん!頭に変な虫ついてる!きったねー!」

「え!?ウソっ!?」


長い触覚が大きく揺れ、床に叩き落とされた。

んもう。乱暴だなあ。
でもそんな君も好きだ。