「どういうこと?」

怖い、怖いよ瀬尾が....

背筋が凍るってこういうことだったんだね....

「「せ....瀬尾?」」 

私と結月は同時に言い、振り返った。

教室の後ろのドア、そこには、
冷静かつ驚いた表情の

「説明しろよ。」

瀬尾がいた。

「い、いや、冗談だよ!信じちゃった??」

なるべく動揺を悟られないよう...おちゃらけて言う。

「翼、ちょっと来い。」

「や、やだよ冗談だって言ってるだろ?」

「来い。」

「はい。」


負けました。
冷たく言い放った瀬尾の威圧感。

「ごめん結月、先帰ってて。」

結月に言い、私は瀬尾についてった。