『彩夏、終わったよ。 それと熱が高いから点滴しよう』




『嫌だ。点滴しない』




怖すぎて涙がボロボロでる。





『点滴が嫌いで怖いのはわかるけどこのままだと熱が下がらないよ。 俺だって大好きな彩夏に痛いことなんかしたくない。でも、彩夏が苦しむ姿はもっと見たくない。
だから頑張ろう。 』




そう言って抱きしめてくれた。




『ヒック……点滴……頑張る』




『よし、えらいぞ。 じゃあちょっと準備するからね。
大丈夫だよ』





そう言って私の頭を撫でてから点滴の準備をした。





点滴すると言ったけど本当に怖くて涙が止まらない。