学校は楽しくてあっという間に終わった。 授業も花菜がノートを貸してくれたおかげでスムーズに理解ができた。 『彩夏、じゃあね』 『花菜、バイバイまた明日ね』 広い道を歩いて家まで帰った。 『ただいま』 ………………。 あっ そうか。 春樹は仕事だったんだ。 忘れていた。 宿題でもしよう。 私はしばらく机に向かった。