次の日 



私は病室で春樹の仕事が終わるのを待っている。



春樹といっしょに住めるなんて嬉しすぎて朝からワクワクしている。



ーガラッ



『彩夏、仕事終わったぞ。 行こうか』




『うん、私、すごい楽しみ』



『俺も、彩夏といっしょいられるの楽しみだ。』




春樹はさりげなく私の荷物を持ってくれた。
そういう優しさが大好き。




『春樹、荷物ありがとう。 でも、自分で持つよ。』





『俺は大丈夫だ。 それにこういうことは男の仕事だ。』





そう言って歩き始めた。




私服姿の春樹、カッコいい。
そう思いながら春樹について行った。