しばらくすると………。 『彩夏、そろそろ帰ろうか』 『うん』 そう言うと春樹は私を抱いて歩いた。 『春樹、自分で歩けるから大丈夫だよ。』 そう言うと……。 『今日は疲れただろ。 遠慮するな』 『ありがとう、春樹』 本当に疲れたのでそれだけ言って、春樹の言葉に甘えることにした。