ん? 朝の日差しで目が覚めた。 そういえば、俺、ここで寝ちゃったんだ。 熱下がっているかな。 そう思って彩夏の顔に触れた。 やっぱりまだ熱い。 熱が下がっていない。 彩夏のパジャマは汗でぬれている。 彩夏がまだ寝ているから診察はもう少しあとにしよう。 とりあえず他の患者の回診に行こう。 彩夏、また、すぐにくるからな。 そう心の中で言って彩夏の病室を出ていった。