「ゆら?それより大事なのは、ゆらが好きかどうかでしょ?一歩踏み出してみないと、そんなのわかんないよ?踏み出す前から怖がってちゃ、いつまでたっても幸せになれないんだからね!」
「そんなこと言ったって〜」
優華の言うことは正しいのかもだけど、あたしにはその一歩がすごく難しいんだよ。
「まあまあ。ゆら?優華はゆらのために言ってるんだからね?」
「うん。わかってる。」
「じゃあ、優華の言う通り、すこし踏み出す勇気出してみたら?その結果もしゆらが辛かったら、あたしたちがいつだって受け止めてあげるから!ね?」
「、、うん。」
あたしがうなづくと、優華も美奈も、まるで子どもを見守る親かのように、優しく笑ってくれた。
「でも、踏み出すってどうするの?」
あたしがそう聞くと、優華は呆れたような、でもしょうがないな〜っていうような顔をして言う。
「とりあえず、その警戒心を解いてみたら?そういう壁を壊して、まっすぐに立花さんのこと見てみなよ。」
「まっすぐ?」
あたしが首をひねると、今度は美奈が言う。
「でもでもって頭で考えるんじゃなくて、立花さんの言葉や動きで、ゆらはどう思うのか、どう感じるのか、そのゆらの心を大切にするんだよ。そしたらきっと自分が一番わかるはずだから!」

