愁くんどころか、あたしが来るまでついてるからって言ってくれた、優華や原口さんの姿も見当たらない。
しかも、そこには、誰かがいた形跡さえ見当たらない。
きれいに交換されたシーツ、きれいに片付けられた棚、
あきらかに、もう次の患者さんを待つ状態にされていた。
「あれ、、?部屋、間違えたかな?」
あたしは慌てて廊下に出て、病室の入り口にある名前を確認する。
いや、、やっぱり間違えてない。
302号室、、
昨日まで愁くんがいたはずの病室。
でも、そこに立花愁という名前は、なかった。
「なに、、これ、、」
あたしは何がなんだかわからず、慌ててナースステーションへと走った。
どういうこと、、?
愁くん、、どこに行っちゃったの、、?
ねぇ、、どこにいるの、、?

