急に決まったし、愁くんの仕事もあるから、1泊2日の少し短い旅行。
でも、前から京都の街並みが好きで、紅葉の季節に行ってみたいって思ってたから、あたしには十分すぎるくらい楽しみ。
「ねぇねぇ、愁くん!一つお願いしてもいい?」
「なに?」
「明日ね?着物を着て京都観光したい!」
「着物?」
あたし夢だったんだ〜!!
彼氏と着物を着て、のんびり京都の街並みを歩くの。
すごく素敵でしょ?
「うん!愁くんと2人で、着物を着て京都を歩きたいの!いや?」
あたしが必死な顔で頼み込むと、
「いいよ。俺もそれやってみたい。」
いつものように優しく微笑んでOKしてくれた。
「やったぁ〜!!ありがとう!」
あたしは愁くんに飛びついて喜ぶ。
愁くんの着物姿、、
絶対似合うだろうな〜!!
想像しただけでやばいよ〜!!
「じゃあ、着物レンタルのお店もチェックしとかなきゃ!!」
あたしはうかれっぱなしで、鼻歌なんて歌いながら旅行の予定を組むのだった。