だから、きちんと避妊してくれるってことは、それだけ愁くんが、あたしのことを大切にしてくれてるからなんだって思ったの。
そんな愁くんが本当に大好き。
「ありがとう、愁くん。」
あたしは夜景を眺める愁くんの頬にそっとキスをする。
愁くんはあたしを見て、優しく微笑んでくれて、あたしの頭を優しくなでてくれる。
そしてあたしの頭を自分の肩に引きよせのせる。
「ゆら。もう一人で悩むなよ。」
「うん。ありがと。」
いっつもあたしのことを心配してくれて、、
まだまだ子どもなあたしを側で支えてくれて、、
ほんとに愁くんには、感謝してもしきれない。
いつか、あたしが恩返ししたい。
もし愁くんが辛いときは、あたしがいつでも助けてあげたい。
愁くんを側で支えるのはあたしじゃなきゃ嫌だ。
「赤ちゃん、元気に生まれてきてほしいな〜。」
「そうだな。」
あたしたちは、2人でしばらく夜景と星空をゆっくり眺めた。