「ゆらはほんと男に興味ないよね〜。せっかくそんだけ可愛いのにもったいないよ。」 何度見ただろう。 この優華の呆れ顔。 「あたしもそう思う!宝の持ち腐れだよ!」 ほっぺたを膨らます美奈。 「なにそれ褒めすぎだよ。持ち上げても、行かないからね。」 あたしは笑いながら答える。 すると、優華が真剣な顔で言う。 「あたしと美奈からのお願い。これで最初で最後でいいから、明日は一緒に行こうよ。」 「何で急に真剣になるの。」 あたしはまだ、笑いが止まらない。