「じゃあ、薫さんも到着したことだし誕生日パーティーを再開するか」
匠さんの仕切りで、葛城一族はダイニングルームへと移動する。
白いテーブルクロスが掛けられた大きなテーブルには、スコーンやサンドウィッチ、前菜の盛り合わせなどの軽食とシャンパン、ワインやビールなどのアルコール類がズラリと並んでいる。
「また乾杯をやり直しましょうか」
春子さんがニコリと笑い「匠!」と長男に鋭い視線を向ける。
匠さんのことをおっかないと思ってたけど、このビューティフルなご兄弟の頂点に立つのは、きっと春子さんだろう。
視線が合うとコウは二コリと微笑み肩を竦めた。
****************************************
「逆タマ狙ってた訳じゃなかったのね」
葛城家からの帰り道。
コウの運転する車の助手席に乗り、恨みがましい視線を向ける。
「黙ってて悪かったよ」コウは前を向いたままボソっと呟く。
「薫は嫌がるかな、と思ってさ。家のしがらみとか面倒だろ?」
確かに、以前コウの前で『普通が1番!』と公言したことを思い出した。
「確かにびっくりしたけど、素敵なご家族じゃない。その…個性的豊かで」私は言葉を濁す。
「そうなんだ」コウはクスリと微笑んだ。
「小さい頃から濃いキャラに囲まれてたから、普通の女性じゃ物足りなく感じちゃって」
「へー…」
ここは喜ぶべきとこなのだろうか。
匠さんの仕切りで、葛城一族はダイニングルームへと移動する。
白いテーブルクロスが掛けられた大きなテーブルには、スコーンやサンドウィッチ、前菜の盛り合わせなどの軽食とシャンパン、ワインやビールなどのアルコール類がズラリと並んでいる。
「また乾杯をやり直しましょうか」
春子さんがニコリと笑い「匠!」と長男に鋭い視線を向ける。
匠さんのことをおっかないと思ってたけど、このビューティフルなご兄弟の頂点に立つのは、きっと春子さんだろう。
視線が合うとコウは二コリと微笑み肩を竦めた。
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「逆タマ狙ってた訳じゃなかったのね」
葛城家からの帰り道。
コウの運転する車の助手席に乗り、恨みがましい視線を向ける。
「黙ってて悪かったよ」コウは前を向いたままボソっと呟く。
「薫は嫌がるかな、と思ってさ。家のしがらみとか面倒だろ?」
確かに、以前コウの前で『普通が1番!』と公言したことを思い出した。
「確かにびっくりしたけど、素敵なご家族じゃない。その…個性的豊かで」私は言葉を濁す。
「そうなんだ」コウはクスリと微笑んだ。
「小さい頃から濃いキャラに囲まれてたから、普通の女性じゃ物足りなく感じちゃって」
「へー…」
ここは喜ぶべきとこなのだろうか。

