ジキルとハイドな彼

「航生さんも随分とジャジャう…活発な女性を選ばれたものですね」

「ちょっと貴方今じゃじゃ馬って言いかけたでしょ?!」

と、言うか指摘すべき所はそこじゃない。

「なんでコウの事知ってるのよ!」

「ああ!」

イケメンは突然声を張り上げた。

「主人の屋敷に到着致しました」

車は鉄の門扉をくぐり緑に囲まれた敷地へと入っていく。

木々の隙間からお城のような建物がチラチラ見える。

「ね…ネバーランド?」

私は小首を傾げた。